2018-05

経営相談‥連帯保証人になってくれと頼まれたが?

『質問』
先日、高校時代以来の友人から「設備投資のために金融機関から資金を借り入れることにしているので、その連帯保証人になって欲しい」と頼まれました。返事をためらっていたら、「ぜひ引き受けてもらいたい。友情を裏切ることはしないから」とのメールが入りました。自分としては引き受けても良いと考えていますが、父は強く反対しています。どのように対応すべきでしょうか。

『返答』

★保証には、「単純保証」と「連帯保証」の二つがあります。
単純保証の保証人は次の三つの権利を持っています。(連帯保証人は、これらの権利を持っていません)。
 

< 単純保証 >


①催告の抗弁権
 これは、債権者(銀行)が主たる債務者(借りた人)よりも先に保証人に対して債務の履行を求めた時に、債権者(銀行)に対して、「まず先に、債務者(借りた人)に請求してもらいたい」と抗弁できる権利のことです。

②検索の抗弁権
 これは、債権者が保証人に対して債務の履行を求めた場合に、保証人が「主たる債務者に弁済の資力があること」および「執行が容易なこと」を証明することにより「まず先に、主たる債務者の財産に執行してもらいたい」と抗弁できる権利のことです。

③分別の利益
 これは、保証人が数人いる場合、それぞれの保証人は、債務の金額を保証人の人数で均等に分割した分だけ保証する責任を負えば足りるという制度をいいます。例えば、金融機関から一億円の借金を四人が保証しているとします。この場合は、一人の保証人の保証責任額は2.500万円となります。

< 連帯保証 >

★連帯保証人には、「催告の抗弁権」「検索の抗弁権」および「分別の利益」がありません。
その結果、債権者は、連帯保証人(連帯保証人が2人以上いるときは、特定の連帯保証人)を選んで、債権の全額を請求することができます。例えば、友人が銀行から一億円を借り入れ、あなたを含めて三人が保証人になったとします。この場合、銀行は、あなたに対し、「友人に代って一億円を返済して欲しい」と請求できるのです。

★このように、連帯保証人の責任にはきわめて重いものがあります。気軽に連帯保証人になったばかりに、債権者から厳しい取立てにあい、すべての財産を失ったり、妻や子供を犠牲にしてしまったというケースは少なくありません。
 親しい友人から「連帯保証人になって欲しい」と頼まれると、なかなか断りづらいでしょう。しかし、責任の重さを考えると「残念ながら保証人になるだけの余裕がない」「他の人の連帯保証人になっているので、これ以上引き受けられない」「連帯保証人になることは、親から厳しく禁止されている」などと言って断るのが賢明です。

 (経営コンサルタント・荻原 勝)

※お金を貸すのも親切、貸さないのも親切。保証人になるのも親切、断固断るのも親切。
そして、「まさかの友は真の友ともいう」。 難しいのだよ人生は  ! ! !

※保証人になることを頼まれたらこの記事を見せればよい。そしてはっきり断る。
「信用保証協会」があると。

クリック

信用保証協会

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