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2019-06

トランプ氏は「したたか」、承知の上での暴言戦略 [Ⅱ]

トランプ氏は政治・外交の経験がなく、経済知識にも欠けると言われる。しかし巨大企業を切り盛りする経営者と政治家の「資質そのもの」にそれほどの差があるだろうか。

トランプ氏の唱える保護貿易主義に対し、それは経済を知らないから、とするコメンテータは多いが、曲がりなりにも名門大学ウォートン・スクールを卒業した同氏がそこまで「無知」とも思えない。かりに知識や経験不足の分野があるにしても、それは閣僚やブレーンで補える話だ。

ではトランプ氏は過激な主張を本当に実行に移すだろうか? 楽観的かもしれないが、そうはならないと見る。自由貿易、安全保障に関する「暴言」は、それを実際に行動に移すというより、取引材料、悪く言えば脅しに使って相手国から何かしら有利な条件を引き出すのが狙いと考えられる。

共和党が上院の過半数を押さえたのは朗報だ。政治停滞の大きな要因であったホワイトハウス・議会の「ねじれ」はこれで解消した。

トランプ氏は共和党の基本姿勢「小さな政府志向」「自由貿易主義」を尊重せざるを得ないだろう。例えば財政悪化につながる極端な減税とインフラ強化の政策に対し議会はブレーキをかけるだろう。同氏が主張を軌道修正し、現実路線に向かったとしても、支持者に対して「議会の反対で」と言い訳がたつ。トランプ氏は最初からそのつもりだったのではないかろうか。このような軌道修正の姿勢を最初に伺わせたのは選挙後の勝利宣言だ。同氏がプロンプター(原稿を映し出す透明板)を使ったのは今回の選挙が初めてと思われる。暴言は皆無、大統領として十分な自覚を持つ紳士的な振る舞いに見えた。(続く)

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