2018-05

虞(ぐ)や虞や汝をいかんせん(漢文の勉強)

「虞美人草(ひなげしの花・ポピー)」の語源について勉強します。

時は紀元前二百年ほど前。項羽(こうう)と劉邦(りゅうほう)、垓下(がいか)の戦い。

楚国の項羽と韓の劉邦の戦いは熾烈を極めた。項羽は、どんなに激しい戦いのなかであろうとも片時も愛妾『虞姫(ぐき)』を離さなかった。いつも優しい眼差しを向け、溢れんばかりの愛情を注いだのである。

陣営の四面を囲む敵方から楚の歌が聞こえてくる。故事に言われる「四面楚歌」である。自分の故国にも裏切られ見捨てられたことを悟って、もはやこれまでと決めた項羽は虞姫(ぐき)と部下を集める。そして宴を催すのである。その宴のなかで、項羽は一片の詩を詠う。

力抜山兮気蓋世
「力は山を抜き、気は世を蓋う(おおう)」

時不利兮騅不逝
「時に、利あらず、騅(すい)逝かず」

騅不逝兮可奈何
「騅(すい)逝かざるをいかんすべき」

虞兮虞兮奈若何
「虞(ぐ)や虞(ぐ)やなんじをいかんせん」

※騅(すい)=項羽の愛馬の名

虞姫(ぐき)は項羽に笑みを、わずかに濡らした眼差しを向ける。そして、項羽は虞姫(ぐき)を掻き抱くようにして、己が剣で刺し貫く。悲しみに深く捕われた項羽は、次第に冷たくなってゆく虞姫(ぐき)をただ抱きしめていた。


s-虞美人草

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「項羽と劉邦」やさしい解説

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