FC2ブログ

2019-06

円安で喜ぶのは自動車産業だけ ?

円安で企業業績が上積みされるとの日経報道もありますが、輸入物価上昇はどれくらいのインパクトがあるでしょうか?

毎月200万ドルを輸入する企業を見てみますと以下のようになります。

一ドル80円時・・・200万ドル×80円=1億6000万円(1億6000万円で200万ドルが買えます)
一ドル90円時・・・200万ドル×90円=1億8000万円(1億8000万円で200万ドルが買えます)

即ち、一ドル80円から90円になっただけで、わずか200万ドルのドル買いで2000万円も余計にかかるのです。
これを全て価格転嫁できればよいのですが、仮に半分だけ価格転嫁するとすれば、この会社の利益は1.000万円減るだけですが、その分こんどは税収が減ります。

もちろん、反対に輸出業者は儲かるのですが、日本は今や輸入超過であり(貿易赤字)、日本全体で見れば円安は損をすることになるのです。

今のマスコミの論調を見ますと円安=利益増大と強調していますが、本来なら円安ダメージ面を報道するマスコミもあっていいはずです。

また、海外に進出した企業は、海外子会社から部品などを輸入していますが、この輸入分がまともにコストアップとして跳ね返ってきます。デフレが進む今の日本(世界もそうですが)で輸入物価が上がったからと云って、そのまま販売価格を引き上げることは不可能であり、ここでも利益は圧迫され、利幅が薄い企業では赤字に転落することになります。

円安は日本の富を減らす政策であり、一旦、日本の財政赤字・貿易赤字・経常赤字に市場が注目すれば、猛烈な円安が進み、海外にものすごい資金が流れ出ていきます。

政府は1ドル95円と見ていると云われていますが、相場はその希望通りにはいかないもので、一旦火が付けば怒涛の円安に陥りかねないのです。

世界中で国債が売られ、傾向としては金利が上昇しており、これがいつ日本に向かうかわかりません。

(Nevadaブログより)

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://misatoism.blog112.fc2.com/tb.php/1317-52fae861
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

プロフィール

校長・村上勇

Author:校長・村上勇
●「凄腕のビジネスマン」になれ!
●「これだけは誰にも負けない」というものがありますか?
(ピーター・ドラッカー)
●「政権交代前夜の思い」

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード