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2019-06

朝日新聞記者も「小沢総理」に言及

朝日新聞 2011/9/24 朝刊「記者有論」

 小沢氏は1993年の自民党分裂、細川政権樹立から20年近く、政治の中心に居続ける。自自公連立や民由合併を経て、2007年参院選では代表として民主党を勝利に導き、09年の総選挙では選挙担当の代表代行として政権交代の立役者になった。好き嫌いはともかく、その「政局的手腕」を認める人は多い。

 だが、首相の座に座ったことがない以上、「政治的手腕」は未知数。小沢氏の政治活動の大半は「裏方」で、実も(じつも)、誇張も含めて「政局の陰に小沢あり」とささやかれた。政権を作り、操り(あやつり)、壊した。そんな小沢氏を好きか嫌いか、認めるか、認めないかを軸に、90年代以降の政治が展開してきたのも事実だ。

 野田政権では小沢氏をめぐる対立はいったん後景に退いた。反面、輿石東幹事長など、小沢氏に近い議員が中枢に返り咲き、このままでは無役の小沢氏が「闇将軍」になりかねない。

 だからこそ、小沢氏は首相として表舞台に立つべきだと思う。「小沢首相」なら、尖閣諸島沖の中国船衝突事件で、国益を代表し、中国と堂々と渡り合えたのか。「財源はなんぼでもある」と明言したマニフェスト実現のためのお金を、省庁の抵抗を押え込んで大胆に配分できたのか。震災復興や原発事故にどう対応するのか。すべて答えが出る。

 小沢氏が有言実行できれば、その「政治的手腕」を示すことになり、名宰相とうたわれるだろう。できなければ、小沢氏は有言不実行の単なる壊し屋として政治の表舞台から退場せざるを得ず、そこに政治の新しいうねりが生まれるだろう。いずれにせよ、「小沢首相」でおのずから、この20年の政治を総決算できる。

 小沢氏も逃げるつもりはないはずだ。昨秋の代表選で「自分が首相にならないと日本がおかしくなる」と、立候補に踏み切った。自身の刑事裁判で無罪となれば、2012年9月の代表選で政治生命をかけて立候補すべきだと思う。

(朝日新聞記者 東北復興取材センター 蔵前勝久)

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