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2016-04

国債の勉強(再)

以下、5年前の投稿です。

『“国債”といえば、安全な資産運用の代表的な金融商品のはずでした。なぜなら、国が発行する借金の借用書のようなもので、“国債”には「○月○日まで(期間)、○○円(額面)借ります。ついては、お金をお返しする日までは、○%の利息を必ず払います(クーポン)」と書かれているからです。これは、国が返済を約束しているということですから誰もが安全確実だと思います。

 ところが、今、ヨーロッパで、国債の信用がゆらいでいます。いわゆるギリシャ危機で、ギリシャが財政難で国債を乱発し、これを買っている多くの国々や同じような財政難の国々の信用が低下し、第二のリーマンショックが来るのではないかと言われています。

 そうなると心配なのは、ギリシャと同じように国債を乱発している日本。

 ただ、日本とギリシャの決定的な違いは、ギリシャ国債の7割は海外で買われているので、ギリシャが危ないとなると一斉に海外から売りまくられて国が破綻する可能性がありますが、日本国債は93%が国内の、それも主に日銀の目が届く金融機関などが買っているので、一斉に売られて暴落するという可能性はいまのところ少ないでしょう。

 例えて言うなら、ギリシャはサラ金から大量に借金しているので取立てが来るとひとたまりもないけれど、日本はお父さんがお母さんに借金をしているようなもの。海外から取立てが来て破綻する可能性は少ない。しかも、中国に次ぐ外貨準備高で、世界で二番目のお金持ち。その証拠に、ドバイ危機の時も、ギリシャ危機の時も、安心な通貨である円が買われて円高になっています。

 だとすれば、日本の“国債”は、今ある資金を運用するにはいいのでしょうか。結論から言えば、確かに安全性は高いのですが、運用するだけの魅力が無いというのが実情です。

 個人を対象として売り出された「個人向け国債」には、固定金利で5年間預ける「固定5」と、変動金利で10年間預ける「変動10」があります。「固定5」の利率は、第18回債(平成22年4月15日発行)では税引き前で年利0.48%、税引き後だと0.384%。「変動10」は、第30回債(平成22年4月15日発行)で税引き前が年利0.53%、税引き後だと0.424%。

 確かに、普通の銀行の5年の定期預金だと0.2%なので、これよりは少しいい気がしますが、実は「個人向け国債」には、定期預金と違って引き出せない期間があります。「固定5」は2年間は出すことが出来ません。仮に2年の間に金利が上昇し、上がった金利で預け直したいと思っても、それはできないのです。「変動10」の出せない期間は1年です。

「個人向け国債」のほかにも、利付き国債には、2年、5年、10年がありますが、こちらは中途売却すると、元本割れの可能性があります(2011/12/06)』
       
――全国法人会総連合発行「ほうじん・夏号」萩原博子の暮らし塾から――

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●ミサト化成株式会社
会長 村上勇
●「凄腕のビジネスマン」になれ!
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(ピーター・ドラッカー)
●政権交代前夜の思い

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