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2014-03

黒田「1本槍」でよいのか②

今年のダボス会議で世界に引き下げの決意を表明したのは政権遂行能力の乏しさを露呈するようなものだ。世界最高水準の法人税率と最低水準の消費税といういびつな税制を是正するのは、政治の当然の責務である。

交渉のさなかにあるとはいえ、TPPにも前向きの姿勢が感じられない。交渉を率先して妥結に導き、それをテコに東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉を促し、TPPとRCEPを束ねる。そんな大きな戦略があっていい。それは緊張関係にある中国、韓国を含めアジア太平洋の繁栄と安定につながる。

超金融緩和を続けながら、安易な財政刺激に頼るのも危険である。2本目の矢は本来、財政規律であるべきだ。
中央銀行が財政ファイナンスにあたるとみなされれば、先進国最悪の財政を抱える国の国債の信認はいつ揺らいでもおかしくない。

成長戦略が実らず財政が節度を失えば、黒田「1本槍」はアベノリスクになりかねない。
(日経新聞大気・小機 2014・03・08)

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校長・村上勇

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