2008-10

千載一遇のチャンス到来(2008/10/16‥日経新聞)

千載一遇のチャンスが到来した。
今の金融市場の大混乱に遭遇し、何人かの人はそう感じているはずである。

冷静になってみよう。経済活動はなくならない。必需産業は必ず残る。原始の時代に戻るわけではない。生産設備が健在であり、労働力が供給される限り、経済的な富の生産は続けられる。

今回の大混乱の原因は金融技術への過信であり、金融政策の過失である。証券化は保険の一種でしかなく、証券化が普及したところで、その対象となった負債自信のデフォルト率の低減はない。サブプライムローンが積み上がり、起きるべくして大量のデフォルトが生じ、その損失に経済が耐えられなくなっただけである。いわば、サブプライムローンを代表とする負債に金融工学という化粧を施し、そこから甘い蜜(みつ)を吸おうとし、あるいは黙認した市場関係者が、化粧の奥の素顔に接して腰を抜かし、惨事が生じたにすぎない。

    ※デフォルト(default)=債務不履行。
      特に、発展途上国で、対外債務の元利支払いが不能となった状態を指す(広辞苑)。

もちろん、サブプライムローン問題に端を発した金融村の出来事は周囲にも飛び火する。しかし火元と出火原因が特定されているのだから、これからは各国政府の懸命の消火活動にエールを送るしかない。市場に信頼感が戻れば大混乱も収束段階に入る。

ここで考えるべきは、大混乱が収束した後を想定し、いかなる行動を起こすのかである。とりあえずリスクから遠ざかるのか、取捨選択しつつ、リスクをとるのかである。この点、日本が経験したバブル崩壊と2003年以降の経済活動の拡大を思い出せばいいだろう。その経験では、混乱の中で動揺しなかった者、将来を見据えてリスクを取った者が大きな利益を得た。

経済や相場が上昇する過程で他者と一緒になって踊るのは容易である。しかし、そこには小さな利益しか転がっておらず、むしろ落し穴と隣り合わせである。

経済が悪化し、相場が下落する過程にこそ大きなチャンスがある。将来に対する日頃からの綿密な読みと決断力が必要であり、資金力が求められるが、これら三種の神器を備えているのなら、今の市場は大バーゲンセールと判断できるに違いない。

個人投資家にとってもチャンス到来である。どの企業に三種の神器が備わっているかを見極め、株式投資をすればいい。当分、乱高下が続き、見極めの時間が与えられだろう。

             <2008・10・16(木)日経新聞朝刊・大機小機>


金融危機への警鐘を鳴らし続けていた「ワールドレポート」

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         金融危機への警鐘を鳴らし続けていたワールドレポート

ワールドレポートは、今年の初めから金融危機の危険性について警鐘を鳴らし続けていたのだ。
時が過ぎてみると、誰が正しいのか、誰が間違いなのか?、時の流れが全部教えてくれる。
ここまでずばり予想した評論家はいない。評論家の存在価値?何の仕事も厳しいよね。




金融資本主義は終わり、時代が変わる

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           <金融資本主義は修正される、投機資金はどこへ行く>



孫の幼稚園の運動会を楽しんだ

我が家は、内孫と外孫で、合わせて4人の孫がいます。
先週と今週は二人の孫の幼稚園の運動会を楽しんだ(10月4日、10月12日)。
園内は笑いと喜び。平穏な一日。明るい社会をつくること、大人の責任。

        s-運動会

 

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